こんにちは、借猫です。
2017年4月にauから楽天モバイルに乗り換えて2ヶ月が経ちました。使い心地がどう変わったのか書いてみたいと思います。
僕自身他のサイトとかで口コミとか評判を見て乗り換えたんですが、「速度が遅くて使いづらい」とか「問題なく使える」とか色々書いてあってよく分からなかったんですよね。
気になったら試したくなる性分でして。結局自分で乗り換えて見て続けていくかを見極めてみる事にしました。
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目次
楽天モバイルに決めた理由
今の携帯料金が高い
今までのauの料金が高いというのが第一の理由です。
僕の普段の使い方として、Twitterやまとめサイト・ニュースサイトの閲覧、ネットの検索、音楽のストリーミング再生(Apple Music)、地図アプリあたりをよく使用しています。Wi-FiモデルのiPadを持っておりテザリングで時々利用します。
通信量は毎月2GB使うか使わないかぐらい。auでは一番安い3GBの契約ですが毎月余っているような状況です。
通話はほとんどせず、たまに問い合わせだったり要件だけの連絡をするくらいです。今の時代友達や知り合いに連絡する時はほとんどLINEですからね。なのでスーパーカケホという5分以内の通話が無料の一番安いプランです。
こんな使用状況で月に8000円近く払っていました。今時ケータイに1万円って当たり前なんて思いますよね?でもこの考え自体が危険です。
期間を長くしたり短くしたりして価値が妥当なのかを考えてみましょう。まず月8000円の利用料で一月あたり30日とした場合、1日あたりは約266円です。1週間あたり約1862円。1年あたり96000円。まずここで納得できるかどうか。
楽天モバイルで試算したところ、3GBと5分以内通話無料の契約だと月額2450円です。差額は5550円。1日あたりの金額は約81円。1週間あたり567円。1年あたり29400円。わかりやすく表にまとめてみました。
3GBと5分通話無料のプランで比較 | au | 楽天モバイル |
1日あたり | 266円 | 81円 |
1週間あたり | 1862円 | 567円 |
1ヶ月あたり | 8000円 | 2450円 |
1年あたり | 96000円 | 29400円 |
楽天ポイントが貯まる
僕は楽天市場での買い物をよく利用しています。月に2~3回くらいでしょうか。欲しいものがあるとまず楽天で検索します。大体最安値でありますからね。
送料無料が多いので今日使いたいとかでなければ楽天市場で購入してポイントを貯めます。ポイントを沢山貯めて欲しかったちょっとお高いものを買うという贅沢もできます。
楽天モバイルの利用料100円で1ポイント付きます。更に楽天モバイルを利用していると楽天市場での買い物で貯まるポイントが常に2倍になります。
乗り換え前にお試しができる
3000円の事務手数料はかかりますが、今のスマホを使いつつ、月額900円でお試しで使うことができます。電波や速度が心配…という人は是非試して欲しいと思います。
楽天モバイルにはデータSIMという通話なしの契約があります。これが最低利用期間がなく、いつ解約してもOKというとても太っ腹なプランになっています。そのためSIMフリーの端末をもっていれば、データSIMの契約をしてそのSIMを端末に差し込んで利用することができます。
楽天モバイル契約後1年以降ならいつでも解約できる
大手3キャリアは2年契約の自動更新を採用しており、2年毎に来る更新月以外の解約は9500円の契約解除料金が発生します。昔は嫌なら契約しなければいいというスタンスで、でも使える携帯が3キャリアしかなかったため納得するしないに関わらず契約をしなければいけない状況でした。
ですが今はMVNOという俗に言う格安スマホが活発になり選べる状況に変わってきました。縛りが強いと使い始める時に迷いと苦悩が付き纏います。その点楽天モバイルは今まで通り通話とデータ通信ができるSIMでも最低利用期間が12ヶ月と短く、それ以降は解約しても解除料金が発生しません。そのため気軽に始められるというのがかなり良い利点と言えます。
楽天モバイルに乗り換えて分かったこと
速度は意外と安定している
楽天モバイルはdocomoの回線を借りて運営をしています。格安SIMは速度が遅いだの安定しないだの言われていますが、実際に使ってみた感想としては問題なく使えるという事が分かりました。以下の画像はauと楽天モバイルの回線それぞれでスピードテストを行った表です。
auの時は意識してなかったので数が少ないですが、7.82Mbps出ています。
楽天モバイルはというと概ね10Mbps越えていてauよりも早いです。6/9の20時に計測したものだけ極端に遅くなっていますが、恐らく金曜日の夜で利用者が多かったんでしょう。まだ利用者の数によって遅いときがある様ですが、既に実用レベルまで回線が安定している事が分かりました。
auでも遅い時は遅いですからね。
電話しないならさらに安い
docomo・au・Softbankの通話プランは5分以内の通話が無料の1700円のプランですが、楽天は同じ内容で850円です。
1ヶ月間使ってみて通話料が850円以下だったのでこのプランは解除しました。オプションを外しても「楽天でんわ」のアプリから電話をかけると、通常30秒毎に20円の通話料が半分の30秒毎に10円となります。
そうなると月額1600円+通話料だけで利用できる事になり、元々8000円だった僕の携帯の料金は月々6400円も下がる事になりました。
年間だと76800円も浮いた事になります。この事実からもっと早く乗り換えればよかったと悔やまれます。でもまだ乗り換えられただけ良いと思っているんです。楽天モバイルを試さなかったらこれからも年間8万円近くを無駄に払うことになっていたと思うとゾッとします。
楽天モバイルでのテザリングについて
楽天モバイルで販売している端末か、4G回線が利用できSIMロック解除済み(またはSIMフリー)の端末であればテザリングが利用できます。
但し、docomoのAndroid端末はテザリングを行う事ができません。docomoのAndroidはテザリングをオンにするとAPNをdcmtrg.jpに切り替えるプログラムが組み込まれています。そのへんのプログラムを書き換えられる人なら出来ないこともないんでしょうが、普通の人はdocomoのAndroidはテザリングが出来ないと覚えておきましょう。
アプリでオプションの変更が簡単
オプションの変更ってショップに行くか、そのキャリアのHPやアプリで自分で変更できたりします。しかし内容が難しくてどこに何があるか分からない場合が多いです。
その点楽天モバイルのアプリは凄く分かりやすく作られています。
アプリを開いた画面ですが、前月の繰越容量や現時点の残り容量、直近3日間の利用内訳が表示されていて必要な情報が非常に分かりやすくまとまっています。
今日と昨日の使用量が100MB近くになっていますが、これはApple Musicを聞きながら2時間ほどドライブをしてきたからです。普段は一昨日の45MBあたりが普通みたいです。
左上の「三」みたいなボタンを押すとメニューです。ここからオプションの追加や解約が出来ます。ものすごく簡単ですね!
僕は結局通話をほとんど使わなかったので楽天でんわ5分かけ放題のオプションは「オプション解約」から解約しました。
まとめ
電話をほとんどかけず、SNSの利用、ネットの検索、音楽のストリーミング再生、地図、テザリングを少々。このくらいの使い方だとauから楽天モバイルに切り替わっても何の違和感もなく利用することができました。
2ヶ月間使ってみて、格安スマホだから「速度が遅い」なんて感じたこともありませんでした。
僕が住んでいる場所は福岡市早良区ですが、この2ヶ月間で大分の由布院にも行きましたし、道中休み休み途中で「この辺の速度はどうなんだろう」と検索とかしてみましたが速度で気になる事はありませんでした。Apple Musicでストリーミング再生しつつMapアプリでナビしてましたからね。余裕でした。
ただ、ショップでいろいろ教えてもらいたい、相談したいなんて人は向かないかもしれません。一応楽天モバイルのショップもありますが数がかなり少なく、お客さんも多いようなのでゆっくり相談というのは難しいかもしれません。
相談だけであれば楽天モバイルのHPに行くと、オンラインサポートとしてチャットで教えてくれるので活用するといいかと思います。
個人的に今回利用を始めた楽天モバイルはベストオブキャリアと言いたいくらいマッチしたキャリアだったので、これから末長く使っていくことになりそうです。